□麹箱
麹箱とは永田十蔵さんの□わが家でできるこだわり麹で紹介されているもので、麹蓋を数枚収納でき、麹菌繁殖に適した温度を一定に保つことの出来る箱です。
酒蔵では麹室という麹造り専用の部屋が設けられており、温度管理がなされています。
個人においては麹室を設けることは不可能ですので、この麹箱が麹室の役割を果たします。
内部の構造は上下二段に別れており、上部が麹蓋を積み重ねて収納する麹育成スペース。
下部がヒーターを置く熱源となっています。
ヒーターはサーモスタットによって温度が管理され、内外温度計によって外気温と麹箱内の温度が解るようになっています。
麹箱の材質は、断熱性と吸水性の良い木材が使われています。
麹箱の作成には結構な費用がかかります。
しかし麹箱の意味とは所定の温度を保つことであり、わざわざ木製で作る必要はありません。
ダンボール、こたつ、適当な箱でも、麹を入れる容器が入るスペースと温度管理が適切に出来れば問題ないと思います。
麹箱とはこれらの操作がしやすい箱と言うことです。
サーモスタットは熱帯魚用を流用します。種類により対応ワット数が違うので注意しましょう。
温度計は内外温度計と言う、外気温と品温もしくは麹蓋内部の気温が常時測定されるものを使います(写真左)。
常に表示されているのものが便利です。下の写真では1つですが2つ用意しましょう。真ん中のは要りません。
断熱材は上部の床の部分に新聞紙やプチプチをおき保温、麹蓋に直接熱を当てないようにします。
ヒーターはこたつ交換用を流用。熱源なら何でもいいです。ワット数を確認しましょう。
□麹箱
□上部
│ □麹蓋
│ □サーモスタット
│
□内外温度計×2
│ □断熱材
□下部
□ヒーター
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